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私の名前は石井麻理。職業洋菓子研究家。目下ウツ病真っ只中。
ブログを立ち上げて間もない。 初めてご覧になる方、このエッセイは連載形式となっておりました。 PART1からPART33で一応完結しております。お時間のあるときにでもつらつらお読みいただければ、ワタクシの背景がわかると思います。 よろしくお願いいたします。 * * * 「ザッツエンターティメント」という映画をご存知ですか。 ウツになってからというもの、テレビを観ることができなくなったため夜は読書をしていることが多いのですが、昨夜たまたま彼が早く戻ってきたので、DVDで久しぶりに鑑賞しました。 いつだったかなぁ、最初に観たのは。日比谷で観たと思うのですが、すごく感動してしまい、特にタップシーン、あれにしびれてその1週間後にタップを習いにいってしまったほどです。 当時はまだタップなんてそれほどメジャーではなく、私って足が大きいのね、女性用のタップシューズがなくて、先生に男性用のタップシューズをお借りして、2年くらいかな、やっていたのですよ。楽しかったな。 トシちゃんとかも生徒できてて、みんなミュージカル志望の人たちばかりで、よく練習帰りに飲み会してました。 その頃のこととか思い出してとてもおもしろかったのですが、でも逆に落ち込んでしまいました。 ああ、私ってなんでこんなにバレエへたくそなんだろうって。 みんなクルクルって回転するのに、いまだ1回転も満足にできない。 相変わらず体は堅いし、そもそもバレエを始めた最初のレッスンの時、 「かわいそうだけど、あなたはバレエ向きの体ではないわ。足は内足だし、足の関節も開いていない」 って先生に宣告されてしまったのですよね。 それでも好きだから続けてはいるのですが、最近限界を感じます。 このところお友達の発表会が多くてそれを観たせいもあるのですが、やっぱりブランクがあって大人から始めるバレエ、しかも私の体は故障だらけ、うまくなりたいと思うほうが思い上がっているんだよねぇ。 バレエをはじめ、芸事というのは子供の頃からはじめないといけないのはもっともですが、それ以上に、もって生まれたものがあると思います。 天才は99%の努力と1%のひらめきでしたっけ?ちょっとさだかではないですが、それと似ています。 なんかすごくめげた。 「別に今からプロになるわけではないでしょ」 と彼には言われましたが、でもねぇ、やっぱり進歩というものが見えないとねぇ。 リズム感もないし、運動神経はゼロ、言い出したらきりがない。 ただ好きなことだけは誰にも負けないけど・・・。 気分転換のつもりで観たのに、私はこのままでいいのかと深く考え込んでしまった一夜でした。 ご覧になっていない方、とてもいいですよ。まあPART1が一番かな。 DVDになっていますから、一度ご覧あれ。 遅くなってしまいましたが、読んでくださりありがとう。 麻理 今日のウツ指数 ゼロ
by maris-konzert
| 2009-10-01 23:02
| 日々のこと
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