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私の名前は石井麻理。職業洋菓子研究家。目下ウツ病真っ只中。
ブログを立ち上げて間もない。 初めてご覧になる方、このエッセイは連載形式となっておりました。 PART1からPART33で一応完結しております。お時間のあるときにでもつらつらお読みいただければ、ワタクシの背景がわかると思います。 よろしくお願いいたします。 おとといから眠りが浅く、そのせいか今日は午前中ウツが出てしまってダウン。 どうしてかなぁ。 新聞を開いたらちょっと気になる記事が2件載っていました。 どちらもウツに関することで、一つ目は、過重な仕事が原因でうつ病になったのに労災として認めないのは違法として国に不認定処分の取り消しを求めた訴訟の判決の記事。不認定が取り消しになり労災が認められることとなりました。もうひとつはやはり超過勤務でうつ病になった方が会社に対し慰謝料の支払いを求めた裁判。こちらも認められ賠償金が支払われることとなりました。 いま障害者保険の申請で、とても多いのがウツ病だそうです。審査の結果認められるまでに3ヶ月もかかるそうです。 それほど患者が多いのでしょう。 でも、ウツにたいする認識はとても低い。 たとえば私は人前では元気にしています。けれど実際はものすごく波があってもちろんそんな姿は人にみせないよう努力をしています。 でもときどき、ウツなんてわがまま病よ、とか暇してるからウツなんてなるのよって言われてしまうことがあります。 聞き流していますが、実はものすごく傷ついて、心の中で泣いています。 だれも好きでなったわけではない、治りたいですよ、ほんとに、いい加減。 でもなおんないんだもん。どうしようもないよ。 そうやって私とおんなじように辛い思いをしている人ってたくさんいると思います。 そのためにこのエッセイを書き始めたわけですから。 ともにがんばりましょう、そしてウツ病のことをどうぞもっとわかってくださいという願いをこめて書いているつもりです。 話はそれますが、読売新聞のテレビ欄に視聴者の投稿欄があります。 ここ数日、女優の南田洋子さんのことが載っていました。 もうあんな姿、かわいそうだからテレビで映さないであげてくださいという方と、いや、最後まで病気と闘う姿に毅然としたものを感じると、意見はふたつに別れています。 私はテレビで観た事がないのでなんとも言えませんが、雑誌でちらりと拝見しました。 私だったらどうだろうと考えました。 ふと彼に、 「ねえ、アタシの病気ってさ、新種のウツ病で人に理解されにくいじゃない、だからさ、アタシを実験台に、かっちゃん、ドキュメンタリー撮ったら」 と軽く言ったことがあります。 そうしたらすごくまじめな顔をして、 「ばか、そんなことできるわけないでしょ。大切な家族をさらしものになんかできないよ」 そっか、でもそれでウツのことがもっと人に理解されるなら私はいいよ、と言ったら、 「麻理ちゃんだってテレビからきた人間なんだからドキュメンタリーというのがどういうものかわかっているでしょ。絶対これだけは触れたくないことだってさらけださないといけないんだよ。麻理ちゃん、まだ僕にさえ言えないことあるでしょ」 ・・・・そうでした。私はどうしてもこれだけは言えないということがあるのでした。 それとドキュメンタリーってみなさんはノンフィクション、つまりドラマのようなフィクションではない、ありのままを映すとお思いでしょ。 でも違うのですよね、ドキュメンタリーこそディレクターの演出が入るのです。 う~ん、たとえばここに原告と被告がいたとしますよね、そのどちら側から撮るかによって、観ている人の印象って違ってくるでしょ。原告側からとって、原告の辛い生い立ちやら家族の話、だから罪をおかさざるをえなかったみたいな風に持ってくると、そっかぁ、原告の人もかわいそうだなって思ってしまいますよね。 だからテレビを観るとき、特にドキュメンタリーなどは冷静に観るといいですよ。 ディレクターの思惑もわかるし、公平に撮っているようでそうでなかったりすることもあるし。 ちょっとむずかしい話になってしまいましたね。大丈夫。いま頓服式の薬、飲みましたから。 それに今日は東急高木先生バレエ。終わったらすがすがしい気持になれるでしょう。 お天気ぐずついてますね。でもなんだか蒸し暑い。皆様も体調管理に気をつけて。 今日も読んでくださりありがとう。 麻理 今日のウツ指数 -2
by maris-konzert
| 2009-05-19 15:35
| 日々のこと
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Comments(4)
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by
金廣純子
at 2009-05-20 00:37
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麻理さん、かばちゃん
30日は新型インフル大丈夫でしょうか? さてさて、今日のテーマであるところの「ドキュメンタリーと取材対象者の人生」については、ここ数年の私のテーマでもあるのでコメントしました。 再現などもない本当に被写体と対峙するドキュメントをしてきた景観から思うことは、作り手も覚悟がいりますが、被写体にも覚悟を確認しなければいけない、と言うことです。その共有をいかに制作前に出来て、撮っているうちに相手とその距離感を良いところで詰めて行けるかということだと思います。だから、麻理さんの様な、いわゆる[テレビのプロ」とはちょっとスタンスが違うのです。アマチュアがどうテレビに映る覚悟を測るかは難しいですよね。私は家族は撮りませんね。うまく言えないけど、映画ではないですからね、テレビは。お会いしたときに、またお話ししましょうね。
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by
maris-konzert at 2009-05-20 10:42
鍵at 2009-05-20 00:37さま
そうですね。私はいまドキュメンタリーはきつくって観ることができないのだけど、自分がこんなふうになったからこそ、いろんなことを考えるようになったし、考え方は人さまざまなんだなとも思うようになりました。書くこともそうだけれど、人に伝えることって難しいね。30日は楽しみ。私はあんまりインフルエンザに敏感ではないので^^。麻理
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at 2010-09-12 03:05
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
maris-konzert at 2010-09-12 20:43
at 2010-09-12 03:05さま
う~ん、このときはこう考えていたのですね。今の私はまた違うかも。麻理
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