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私の名前は石井麻理。職業洋菓子研究家。目下ウツ病真っ只中。ブログをはじめてまだ間もないのに、このブログを立ち上げてくださっていろいろ助けてくださっているるみさんから、朝メールが。麻理さん、8人のアクセスがもうあってグーグルで石井麻理のエッセイと検索すると1位から3位にランクインされてますよって。びっくりー。でもすっごくうれしい。どんな方が読んでくださったのだろう。ありがとうございます。
今日も寒い一日。ウチの引きこもり猫ミミーシャは、ちゃんと自分のベッドに猫用のホットカーペットを敷いてあげてるのに、リビングの人間用のホットカーペットをつけるといつの間にかそのうえでゾウリムシみたいに体全部くっつけて寝てる。今もそう。それも彼がいないから。なにしろ引きこもりだからね。 そうそうこのエッセイは一応連載形式をとっているのではじめてご覧になる方は PART1 からお読みくださいませ。 さてさて昨日は心療内科に行くってとこまでだったよね。 そのネットで検索し予約を入れた病院は、行ってみると内科も併設された、うーんどちらかといえば本来は内科だったのに心療内科もはじめましたよっていう感じの雰囲気だった。 わざとなのか看護婦さんも先生も白衣は着用しておらず、待合室も病院というより美容院に近かった。問診表を渡され、それにこれまでの経緯を書いていると名前を呼ばれた。 普通の診察室と違うのは、椅子が丸椅子ではなく背もたれがあってリラックスできるようになっていること、これは白衣を着用しないのと同じように、これから行くことになる病院でも同じであった。 ひと目でカツラとわかるその先生は、私の顔をみるというより問診表をみながら適当に話をし、こちらもそれにあわせて適当に答え、30分くらいで診察は終わった。 結果はウツ病ということだった。 でもそれにたいしてどうしたらいいのか、お酒はやめたほうがいいなどともなにも言われず、薬も頓服式の軽いものを処方されただけであった。 すっきりしない気持で診察室から出ると、待合室は患者さんであふれていた。 それも待合室においてあるオレンジページやらミセスといった雑誌をぱらぱらとめくって、まだセキをごほごほとする風邪引きさんのほうが病気とわかるかもしれない。 いったいこの人たちのどこが病気でなんで心療内科にきているのかふしぎに思った(これはその後の病院でもおなじこと) その後、私の症状はますます悪化し、2人くらいならいいが3人以上と会うときまって横に目が回る、不安感はひどくなる、食事をとることができない、そしてお酒の量は増える一方であった。 あーいつもそうだけどつらかったぁこの頃、書いててもちょっときつくなるのでこの続きはまた明日。 今日は久しぶりに文化出版局でお世話になっている若林さんにお会いするため、新宿まででかけてきた。 若林さんは、私を本の世界でデビューさせてくださった本の世界の恩師である(と勝手に自分で思っている) ブログを立ち上げたことをお話しして、またいろいろなことをアドバイスしていただいた。 私が文章を書くきっかけとなったのにはわけがある。それは今度お知らせすることとして、文章を書き続けるきっかけをつくってくださったのは若林さんなのだ。 何年か前、書き溜めた文章を読んでいただきたくって若林さんにお送りしたことがある。 そうしたら普通ならとってもみなさんお忙しいからそのままなのに、若林さんはちゃんと読んでくださった。その上でひとつひとつ例を出しながら教えてくださった。 そのなかに、「せっかくあなたはおもしろい文章を書くのですから」という言葉があった。 ちょっと話ははずれるのだけれど、島秋人という歌人がいた。遺愛集という短歌本を残して。 過去形なのは彼は死刑囚で、すでにこの世にいないからだ。 彼の人生は過酷そのもので、人にさげすまれ侮蔑され過酷な幼少期を経て大人になり、あげく人を殺めて死刑の宣告を受けたのである。昭和36年くらいのことである。 その彼が一人独房の中で、たった一度だけ中学の美術の先生にほめられたことを思い出したのだ。「おまえの絵は下手だ。でもおまえの絵は構図がいい」 すさんだ彼の心にこのたった一言ほめられたことがともし火となった。 それから彼は独房の中で短歌を詠み続けるのである。そして短歌を詠むことで魂が浄化され、悔い改め、清らかな心、愛というもの、命の尊さを知るのであるが彼はその自分の本、遺愛集を掌にのせることもないまま刑に処せられた。 なんでこんなことを書いたかというと、私も同じだからだ。たった一言、若林さんはお忘れかもしれないけれど、あなたの文章はおもしろいのだからとほめてくださった、それが支えとなってちょっとウツが軽くなったときにはワープロなりパソコンにむかって夢中で書いた。 だから私の恩人。^^今日も「私はあなたをデビューさせたご縁があるから今後もお付き合いしていきましょう」って言ってくださって。お忙しいのに1時間半もお時間を割いてくださって。 本当にありがたい。 このブログをお手伝いしてくださっているるみさんに、なんか迷惑いっぱいかけているようで申し訳なくって悩んでいたら彼が一言、「自分でできないこともあるんだから甘えてしまいなさい。そしてそれをちゃんと感謝しているんだっていうことを伝えればいいんだよ」って。 以心伝心という言葉もあるけれど、きちんと言葉に出して言わないと相手には伝わらない。 それをわかってくれるだろうと思うから感情のずれが生じるわけで、きちんと思いは伝えないと。 それだって30パーセント伝わればいいほうよって若林さんがおっしゃっていたっけ。 今日もたくさん感謝の日。同じくサロンに通ってくださっている美樹さん、ブログのことほめてくださってありがとう。うれしいよ^^ 今彼から電話があり、今日は早く帰れそうなのでごはんは作ってもらえそう。やったー。 今日も読んでくださってありがとう。麻理 今日の格言。若林さんに言われたことですが 「人生まじめもいいけれど、ケセラセラでまいりましょう」 今日のウツ指数 ちょっと曇りだったので-1
by maris-konzert
| 2009-01-28 18:09
| 日々のこと
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Comments(2)
エッセイを少しずつ読んでいっています。
二か月分いったん表示してお気に入りに入れて、 読んだらお気に入りから外すことにして、 読み飛ばしがないようにしています。 華やかな世界におられるのに、病気にかかって、つらかったと思います。読んでいる私も悲しくなってきます。 このブログには、「ケーキ」「サワー」で検索をかけて、 いったん、キューピーのページにたどり着き、 サワーケーキの他にも、興味深いレシピがたくさんあったので、 石井麻理さんに興味を持ち、お名前で検索をかけて、 たどり着きました。 また、エッセイの感想やお菓子を作ってみた感想を、 書きに来ます。 一番寒い時なので、お体を大切になさってください。 足湯をすると、ほっとくつろげますよ。
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Commented
by
maris-konzert at 2011-01-28 14:28
at 2011-01-28 13:46 さま
御丁寧にどうもありがとうございます。つたない文章ですが、どうぞよろしくお願いいたします。麻理
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