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石井麻理と申します。職業は洋菓子研究家。そして、目下オペラ歌手をめざして猛勉強中です。'09-01-01にブログを立ち上げ、10年目を迎えます。実はワタクシ、ウツでした。ですが、いろ~んなことを試し、挑戦し、挫けながらも、沢山の方たちに支えられ、そろそろ卒業となりました。これが、今も尚ウツの渦中にいらっしゃる方の応援歌になればいいな、そして私自身がこのブログを書くことで元気を貰っているような気がいたします。そんな思いで書いてます。初めてご覧になる方、このエッセイは連載形式となっておりました。PART1からPART33で一応完結しております。お時間のあるときにでもつらつらお読みいただければ、ワタクシの背景がわかると思います。よろしくお願いいたします。
* * * instagram はじめました。 chocolattemari * * * 台風一過の昨日は暑かったですね。第一回と申しましょうか、プレ介護食講習を昨日行ったところです。 母たちチームに協力をしてもらい、平均年齢80代チームを相手に、講義、それから介護食のデモンストレーションをいたしました。 いやはや、疲れたぁ。 友達にアシスタントをしてもらい、その様子を彼が撮影したのですが、いや〜、パワフル。 女子高生以上に元気、というかうるさい、アハ。 ひとつ私が話すでしょ、そうすると「そ〜なのよね〜それで私はねぇ〜」と合いの手が入る。 お菓子のサロンでは自分で書くことが大事だと思うので、配合だけ書いたレシピを渡し、個人個人で作り方を書いていくのですが、う〜ん、高齢者にそれは無理かなと、作り方も書き、写真も載せて(いや、これは良いレシピだわ)渡したのですが、よかったそれで。 「お鍋にお水と、スープの粉と、あっここに書いてありますね〜」と言うと、「え〜どこどこ、今どこやってんの〜」 もうちょっとゆっくりしゃべればよかったかな。 父は「パパは嫌だっていったんだけど、麻理が怒るから」と母に言われたようで、講義だけ渋々聞いて、料理講習が始まると、隣の部屋でピーナッツ食べながらビール飲んでました。 でも楽しかったようで、美味しかったようで。 第1回としては上出来かな^^ 終わって今日作ったものを試食しながら母たちが持ち寄ったもので大パーティとなりました。 総勢9人。 3時からはじめて終わったのが夜の8時半。 母たちを見送って、その後3人でぶっ倒れました。 「老人パワーってすごいね」 「ヘルパーさんてえらいね」 なんせ人の話は聞かないのね。勝手にそれぞれ話してる。 「あなたたちは若くっていいわね〜」 友人曰く、「ここだけだよね、あたしたちが若いって言われるの」 はい、そうだね。 彼は大の字になってひっくりかえりそのうちいびきかいて爆睡し、私と友達も「いやあ、うるさかったねえ」と老人パワーに魂吸い取られました。 けれどとっても楽しく有意義だったらしく、早速母は昨日使った道具や材料を買い出しに行ったようです。 よしよし、つくってくれそうだな^^ 「私、高齢者とかシニアって言われるといやなのよね、若いつもりだから」 ・・そっか、そうなのね、言葉遣いに気をつけよう。 私もとっても勉強になりました。 歳をとっても最後まで自分でできることはやったほうがいいのです。 昨日教えたことは私が術後自分の身体を実験台にして作ったものなので絶対「よい」です。 いつものお菓子とは違う反応、雰囲気で、なるほど、次回の参考になりました。 最後に私のお菓子を出したら「麻理ちゃん、今度はこれも教えてね〜」 いや、それは無理だわ。それはお菓子のサロンにいらしてね。 で、今日は魂吸い取られてしまったのでお昼までごろごろして今少し復活したところです。 戦争を生き抜いてきた人たちはたくましい。私たちとは違う生命力があるね、と3人納得したのでした。 めでたしめでたし。 読んでくださりありがとう。 麻理
by maris-konzert
| 2017-09-19 14:34
| 日々のこと
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